訪韓 3月 春の前に 稽古その2
23日稽古の続き
さて 稽古は続いて次のシーンへ(パルレ未見の方ごめんなさい)
今度は社長とベテラン女性社員が口論になるところでストップ
即興のエクササイズが始まりました
お題は「15年前の関係を演じてみる」 のようです
~~~数秒後~~~
横暴になる前の社長 新卒で不安そうな女性社員
ふたりとも笑顔で本について語り合っています
優しく本の説明をして 最新のパソコンの使い方を教える社長
熱心にうなづきながら メモを取る女性社員
社長が本棚を見ながら夢と理想を語って
憧れの目で見つめる女性社員
~~~ストップ~~~
台本にない二人の関係を 共有の記憶としていく作業
言葉が解らなくても感じる 「登場人物」の大事なパーソナリティ
もぅすっかり 観客と化してる私 この稽古場・・・すごいっす
その後も 即興のエクササイズはいくつか続き
そのシーンのラストまで終わりました。
ミンジュさん「モゥイッカ~イ 今度はYackyさん入ってクダサイ」
ほぇ?
ミンジュさん「言葉 問題ないです ハングル ニホンゴ 同じだから」
なにぃ~~~~~~~~?!
考えてもみれば話の大筋には関係ないし
一言二言シーンの最後に言うだけなのですが… すっげ緊張
テンパりまくりのあわわあわわ状態ですよ
舞台裏で一緒に出る俳優さんと自己紹介しあって
タイミング合わせて舞台へGO!何言ってるか概要はわかるけど
きっかけの単語がわからな~ぃ でもなんとかそのシーンは終了
。。。みなさんが笑顔で接してくれて凄く嬉しかったのです。。。
なんだろ LEN君はこんな感覚だったのかしら?と想像しました
異国で一人 稽古場に入って コミュニケーションとりたいけど
言葉が通じない 話しかけてもあいまいな笑顔で 終わってしまう寂しさと悔しさ
不安だし 不快を与えてないか心配だし 自分も人みしりだし…
それでも話しかけてくれる人がいたら すっごく嬉しいんですよね
普通に自国で生活してたら忘れがちなことだなぁと思いました
前回も外国人の役やってましたけど 頭の中と実感では違うんですよね
そこからナヨンのソロ~拳握り締めても と続いて最後のメニューへ
「雨の日には」のエクササイズが始まりました
ソウルで暮らして辛い事があっても生きていく
そんなエネルギーを演者はどうしても内側に向けてしまう
だからそのエネルギーを出す事をフィジカルに感じてみましょう との事
お題は「お互いに小道具の傘を引っ張り合ってください」
隣に居たナヨン役のチェ・ジュリさんと傘を引っ張り合い!
つ・・・つよっ 負けられ~ん!! お互いに目を合わせてひたすら
ひっぱりあい
そこからバスのシーンが始まり
ミンジュさん「Yackyさん オネガイシマース 踊り少し違うけどチャレンジ」
『一回見させてくださいよぅ』
ミンジュさん&キャスト全員「ダメで~す ラストですからノープロブレム」
笑顔で手まねき
やるしかないです!
バスのシーンが始まって バスに揺られ 歌の中で雨の中バスを降り
コーラスが始まる 韓国語の美しい発音の中 一人日本語で歌ってる
不思議な一体感 言葉は違うけどそれを音楽が繋いでくれる感じ。
動きが多少ついていけなくて滅茶苦茶な行動線だけど
韓国キャストの中に入って 一緒に感じる事ができたこと
本当に宝物になりました ありがとうございました
稽古終了後 韓国11次キャストの皆さんと
パン社長役のキム・テウンさん クさん役のチェ・ジョンウンさんは
昔劇団四季に居らしたそうです そこで…なんとも驚きの出会いが
キム・テウンさん「ライオンキング出てました」
『へぇ~ 何をやってたんですか?』
キム・テウンさん「men’s No.5 やってました」
『へぇぇ~・・・
?!僕もやってました 日本のスタートキャストですよ No5』
キム・テウンさん「おおおぉぉ せんぱ~ぃデス」
びっくりです!大きな劇団に居て感謝を思い出した一幕でしたとさ
お次はいよいよ 韓国の友人との食事会です つづく~
最近のコメント